2023印象にのこったコンテンツ(だいたい)10選
この記事は Otaku Social(おたそ~)Advent Calendar 2023 16日目の記事です。
いま、*1私は700kmにおよぶ自家用車の長距離運転を終えた5分後にこの文章を打っています。
1週間前*2の私よ、いまあなたは「骨組みも内容もできてるし、あとは肉付けだけだから数日前からゆっくり書き上げればいいな~~」と思っていますね?
その少しあと、あなたは遠方で発生した身内の突発的インシデントの対応に4日ほど終追われます*3。その間おちついてすわって*4ご飯を食べられるのは2回だけです。
人生、なにが起こるか分からないんだから、余裕の余裕をもっておきなさい。
いまの私より。
冒頭*5はじめに
はい、記事間に合ってません!
ということで、仮題『リアルタイム更新式ということにしたい』の通り、未完の記事を公開し、書き足すたびに修正するたびに更新するスタイルでいこうと思います。
バタバタしているようすを楽しんでいただけたらうれしいです。
リアルタイム更新は終了しました。
ドタバタ走り回った痕跡を楽しんでいただけたらうれしいです。
更新履歴
- 17時58分 冒頭文・更新履歴 の公開
- 18時15分 目次の公開
- 18時30分 表記の修正、細かい形式の修正
微細すぎるものをのぞいて修正
・更新*6記録はのこす方針です。そのほうが個人的におもしろいので。 - 19時10分 修正内容を脚注に記録する方針に変更
- 19時16分 舞台:「チェンソーマン」ザ・ステージの本文公開
- 19時26分 アドベントカレンダーのリンク追加
- 19時47分 クソネミの波動を検知 シャワーと仮眠を決意
仮眠という名のガチ寝により次回更新が32時とかになるかもしれません。
- 20時05分 誤字修正 人は一息つくと誤りに気づく
- 40時53分 ゲーム:パワプロ栄冠ナインの本文公開
- 41時23分 特別展:古代メキシコの本文公開
- 44時42分 構成の変更 心にしまったコンテンツ の本文公開
- 45時59分 誤字や文章の修正
- 46時36分 映画:アステロイド・シティの本文公開
- 46時45分 舞台:「チェンソーマン」ザ・ステージ に追記
- 47時11分 Mastodonサーバー:おたどんの本文公開
- 47時24分 おわりにの追加 はじめにの修正 タイトルの変更
- 61時05分 46時更新分までロールバックしてたので復元
- 61時25分 復元時に崩れた表示を修正 おわりにに追記
目次
2023印象にのこったコンテンツ(だいたい)10選
テーマの性質上、ネタバレを多分にふくみます。
重大なネタバレは避けますが、回避したい方は目次から直接項目にとぶなどしてご対応ください。
また広義としての"コンテンツ"から今回はリストアップしましたので、各項目は各種媒体の作品に限りません。ご了承ください。
舞台:「チェンソーマン」ザ・ステージ*7
漫画『チェンソーマン』第一部オタクとして見に行きました。
原作至上主義ガチがち*8でもあるので期待せずに挑んだのですが、とってもよかった!とっても。
観劇が初めてだったのも相まり印象深いコンテンツです。
細かい感想も書きたいけど、おたどんLTLにけっこうな文量を投稿していた覚えがある
ので、ひとまず割愛します。後々まとめますね。
せっかくFediverseのアドベントカレンダー記事だしってことで、当時の感想をそのまんまリンクすることにしました。
よかったんだよな~。よかったです。
ゲーム:パワプロ栄冠ナイン
私にはじめて勝利のよろこびと敗北のくやしさを教えてくれた印象深いコンテンツです。
今夏、ポケモンスリープでチーム構成をああでもないこうでもないと考えているうちに、非戦闘のチームものの*9育成ゲーム欲が高まりに高まった私のもとに「パワプロの栄冠ナインをやりなさい」という天啓が舞い降りました。
パワプロシリーズはミリしらだったんですが、友人たちにゲームシステムなどを聞いて自分が求めているものがそこにあると確信。しかも、ちょうどスマホ版がリリースされると言うじゃあ~ないですか。 *10 戦略と運の両方の要素があるゲームが好きな私には、まぁたまらんシステムで、攻略が一段落するまで熱中して遊んびました。
ワクワクしながらインストールし、クソながメンテを乗りこえた先に待っていたのは、まさに私が求めていたゲームでした。
なにより、はじめに言ったとおり、勝つとまぁ~~~~~うれしいし、負けるとまぁ~~~~~くやしい!!!!!!
「今年はぜったい甲子園優勝いける!!おまえらなら勝てる!!!」そう思いながら天手塩*11にかけて育てたチームが、地方予選で敗退したときには拳をつよくにぎりながら*12「おまえらはなにも悪くない!!!!!監督である俺の力不足だ。本当にすまないッ……!」と心のなかで叫びましたし、黒星つづきのチームがここぞという場面でふんばって勝利をもぎとったときには拳を高く突き上げて雄叫びをあげました(※ オタクの雄叫びはご近所さんの迷惑にならないようにあげましょう)。
私は昔からあまり勝敗に興味がなく対戦ゲームでも過程をたのしむタイプだったのですが、どうやら「自分が責任者として関わった存在の真剣な勝負」には何かしらのセンサーが反応するようです。
それこそポケモンやDarkest Dungeonではそのセンサーが反応しなかったので、"育成対象がつよく勝敗にこだわっている"という前提でのRPが大きく影響しているのかもしれません。*13
なんにせよ、勝負のよろこびとくやしさを噛みしめた私は、栄冠ナインというものの虜になってしまいました。
コンソール版では栄冠ナインで育てた子たちを他のモードにもっていけると聞いたので、そちらも遊ぼうと思ってます。
プロで別のチームにはいった甲子園優勝バッテリーが引退間近に同じチームに移籍するところとか、高校でポジション変更とか紆余曲折あった選手が人生を送って結婚するところとか、見届けたいじゃん!!!!そんなん!!!!!なあ!!!!!!!!!!!!
楽しそうすぎて今あそんだら生活が破壊されそうなので、購入タイミングを見計らっているところです。
ありがとうパワプロ。オタクのロマンに応えてくれて、ありがとう。
特別展:古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン
東京国立博物館で開催された特別展にこの夏いってきました。
もともと美術館の特別展を見に行ったり寺社仏閣の宝物庫に寄ったりはしていたですが、博物館の特別展には初めて行きました。 現代日本と異なる時代・文化の大小様々な展示品が佇む様子はかなり迫力がありますね。
実物と対峙することの意味みたいなものが印象深かった展示なので、この感覚を文字にするのは難しいかもしれません。
つーことで、とりあえず私のお気に入りの写真だけペタリ。
手のひらにおさまる大きさの球技をする人の土偶で、*14
ゆるかわいさと、凹凸の繊細さと、回しのような装備のおもしろさがツボです。
音声ガイドも充実しており、あいまいだった*15メキシコの古代文明について整理されて体験としての知識が体験として*16身についたのも、博物館の展示らしくてとっても*17楽しかったです。
来年度から都市部にいきやすい環境になるので、いろんな展示にいきたいな~。
心にしまったコンテンツ
やばい!やさしさの話と死と愛情の話の小説と『佐々木、イン、マイマイン』に対する気持ちを自分のなかにしまっておきたすぎて、なにも書けないかもしれない!!
抽出できる部分が定まったら書きます。
定まらなかったら空白のままにするので「とりあえず印象に残ったんだなあ」とだけ思っておいてください。
形にすることで削ぎおとされる部分がありすぎるので、簡単にだけ書くことにしました。
これらの作品から受けた印象は、私の心のやわらかなな*18ところにしまってあって、人生をやりすごしやすくしてくれてるんだと思います。
その事実はインターネットの海に放流しておきますね。
漫画:やさしさの話
2作とも、不器用な主人公が他者への思いやりの表し方や他者からの思いやりの形を知っていくやさしさについてのやさしいお話です。
『金剛寺さんは面倒くさい』
『これ描いて死ね』を連載中のとよ田みのるさんの作品。
独特な表現と切り口で主人公と周囲の人間たちの人生を見守っている作品です。数え切れないほど泣きました。
『お茶にごす』
『今日から俺は!!』や『天使な小生意気』などを代表作にもつ西森博之さんの作品 。
西森さんの作品はギャグと強さと誠実さと優しさのバランスが絶妙ものが多いのですが、『お茶にごす。』はとくにいろいろぶっささりました。
小説:死と愛情の話
今年であった2人の小説家さん。それぞれまだ数冊しか読めていないのですが、どの作品も自分の内側にのこっています。
作者:いしいしんじ
独特な表現とやわらかな文体がほんとうに大好きで、いつ読んでも心がやすらぎます。
命や時間がときに超常的にゆれて行き来する世界観にもどこか安心感を覚えているかもしれません。
読了済
- 『ぶらんこ乗り』
- 『よわひ』
作者:小川洋子
『博士の愛した数式』を映画でみたことしかなかったのですが、『猫を抱いて象と泳ぐ』を読み、すごく好きな作家さんの一人になりました。
どの作品でも、静かで穏やかな文体で自分の世界とそれに寄り添う存在の温かさと滲み出す執着を描いている気がします。
読了済
- 『猫を抱いて象と泳ぐ』
- 『海』
- 『ブラフマンの埋葬』
映画:『佐々木、イン、マイマイン』
いろいろな偶然で、予期していなかった方向から予期していなかった形でぶん殴られた作品です。
何年か抱えていたものが、この作品のおかげでいくらか解消された気がします。
映画:『アステロイド・シティ』
『グランド・ブダペスト・ホテル』や『犬鳴島』のウェスアンダーソン監督の最新作。
いずれみたいと思いチェックしていた監督さんだったので映画館に観に行きました。
ポスターから受けていた印象以上に奇妙でポップで目が嬉しい映像で、ずっとニコニコしながら照らされるスクリーンを座席から見つめていた覚えがあります。
私は情報量の少ない媒体がもつ表現の余白を愛しており、映像作品には映像にするだけの理由を求めています。
そのため、映画でも動きやカットなどに注目することが多いのですが、『アステロイド・シティ』は映像でありながらも絵画的な美しさがあり不思議な気持ちになりました。映像ができる表現の広さを教えてもらった気がします。
また、映像だけでなく人物やお話の距離感も好みで、私のオールタイムベスト映画になりました。
優しすぎず過酷すぎず、でも前向きではある気がする作品が、好きなのです。
Mastodonサーバー:おたどん
お世話になってます!!!!!
すこし悩みましたが、広義のコンテンツだろうということで。
私は、2022年11月にTwitterからFedibirdに流れつき、翌年1月におたどんにたどりつきました。
大量流入などもありましたが、おだやかでやさしい空気はずっと変わらないように思います。
Fediverseの有機性やMastodonの機能が手に馴染み生活に寄り添ってくれてるのも間違いないのですが、なかでもおたどんのLTLは、社会情勢の辛さや人生のままならなさから離れ自分の好きなことややりたいことを大切にできる場として私の人生に寄り添ってくれていると感じます。その休息地のおかげで挫けずに社会と人生に向き合うことができているとすら。
おたどんがもたらしてくれた活力や喜び、生活の知恵は数知れず……。この記事のなかだけでも、チェンソーマンの舞台と佐々木、イン、マイマインは、おたどんの有識者やイベントが直接的きっかけになっています。
ありがとうおたどん。
ありがとうMastodon。
ありがとうFediverse。
おわりに
2023年12月16日の47時にまで突入したこの記事を最後まで見守ってくださり、ありがとうございました。
ここでこの記事は終了としタイトルを改めました。
しっかり書き上げてから公開する記事と異なりその場その場で修正や更新を重ねるため、かなり無軌道で無計画な様子を晒してしまいました。これはこれで、師走のSNSのアドベントカレンダーの記事らしくておもしろかったなと自分では思っています。
おつかれさま自分!ありがとう世界!
たぶん48時以降にも誤字修正などの細かい更新はします。
細かい更新どころか巻き戻った記事をしばらく公開していたことに気が付き大幅な対応を迫られました。ウォ~~ン😭
リアルタイム更新式をやるさいには、バックアップをいつも以上にしっかりとらないとですね。
*1:不要に感じたので削除
*2:誤字修正 "前"を追加 私は人間であり時間的概念ではないため
*3:誤字修正
*4:重複する部分があり気持ち悪いので削除
*5:"おわりに"の追加にともない表記の修正
*6:不敵適(脚注内誤字)のため削除
*7:正式名称に修正
*8:誤字修正 これはガチで"しがち"の"がち"なのよ
*9:蛇足な気がするので削除
*10:同上
*11:誤字修正
*12:蛇足だし分かりづらいから削除
*13:蛇足なので削除
*14:分かりづらかったので文章全体を修正
*15:不要だし文として違和感があったので削除
*16:文に違和感があったので修正
*17:冗長なので削除
*18:タイポ
2022に出会った音楽
はじめに
あまりツイートしてこなかったんですが、私じつは音楽がそこそこ好きでそこそこ新規開拓もしています。 2022も終盤ですし、今年きいた音楽から好きなものをまとめました。ジャンルは雑多ですが、気になったら聴いてみてね :D
※リリースが2022とは限らないよ!
アルバム紹介
見出しは[アルバム名 ー アーティスト名]のフォーマットです。
Valtari ー シガー・ロス
恐ろしいことに、聴いたことなかったんですよねシガー・ロス。
”Valtari”というかシガー・ロスとの出会いが本当に衝撃的だった。音の美しさに涙がこぼれて、そんな自分におどろいた覚えがある。 なんなら数週間ほど他アーティストの楽曲が聞けなくなった。耳が他の音を拒んで気持ち悪くなった。こわい。宇多田ヒカルでリハビリしてるうちにまた他の曲も聞けるようになったよ。よかった~。
ANTIDWN EP ー BURIAL
ダブステップつよつよアーティストBURIALさんの新譜。しかし、蓋をあけてみるとかなりスロウな楽曲群なので、構えず聴いてみてほしい。ザリザリしてて暗くて静かなんだけど、少し透明な光が感じられて好き。落ち着きすぎずアガりすぎず、いつ聴いても気持ちいい。
BADモード ー 宇多田ヒカル
もうなんも言うことないよ。宇多田ヒカルの曲をはじめてちゃんと聴いたのは去年なんだけど、新譜うれしくてしっかり初回版買っちゃった。へへ。 ビリー・アイリッシュといい、メンタルヘルスを軽んじず重くもせず、ただ大事なこととして扱ってくれているのも嬉しい。
表題曲が良いのはもちろん、どれも歌詞の馴染みが良くて好き。
Shipbuilding ー 冨田ラボ
TLにシェアされた音楽はたいてい聴くのだけど、今年いちばんフォロワーに感謝したのはこのアルバム。シティポップってやつだと思う。休日のラジオから流れてほしい曲がギュッッッと詰まってる。フィーチャリング曲も多くて楽しいよ。
Mr. Morale & The Big Stepper ー Kendrick Lamar
ケンドリック・ラマーいままで聴いたことがなかったんだけど、どえらい人がいたもんだと震えちゃったね。みんな知ってたの?どえらい人がいたもんだね。
トラックが印象的でリリック見てみたら、メッセージ性にも富んでるもんだからおどろいちゃったよ。本国アメリカの情勢やカルチャーを知らないから汲み取りきれないけど、それでも歯ごたえのあるアルバム。
Ginger Root("水面にアイス" ー YeYe & Ginger Root)
Ginger Rootの曲は、どれもキャッチーで個性的ですごく楽しい。マハラージャンの曲の楽しさにちょっと似てるかも。アルバム全部よくて選べないよ~。
YeYeと共同で出していらっしゃる”水面にアイス”は特にかわいいのでオススメ :)
Dawn FM ー The Weekend
なんも言うことない Part 2 。ラジオ形式の構成で面白いアルバム。色んな曲があって聴いてて楽しいし、どれもクオリティ高いからビックリだね。ダンスミュージックが多めかも。 アマプラでライブ映像もみれるよ~。やった~。
アダンの風 ー 青葉市子
お名前は以前からきいたことがあったのだけど、このアルバムが私には刺さった。アンビエントぽい。 どうやら私は、AURORAとか透明で力強い女性ボーカルが好きみたい。
Dawn in the Adan なんかは民族的な音もあって面白い。
表象の庭で ー 碧海祐人
メロウな楽曲群。ドリーミーポップやスロウな楽曲が好きな私にはかなり心地良い。ぐにゃぐにゃした感じは強くないので聞きやすいんじゃないかな。
平日のすこし疲れた身体を引きずってお風呂場で聴くのが私は好き。
LETTER ーSofiane Pamart
去年好きになったピアニストの新譜。 ネオクラシカルとかいうらしいが、とにかく音が好き。
LETTERという題だけあって構成も面白いので、ライナーノーツを読んでみてほしい。Apple Musicには掲載されてる。他はわかんないや。
月の兎はヴァーチュアルの夢をみる ー 月ノ美兎
Vtuberは好きだけど、Vtuberの音楽はピーナッツくんとKMNZ以外完全に舐めてた。甘いぞ過去の自分。巷ではさんざん話題になっていたらしいが制作陣がかなり豪華で個性的、聴いていて楽しいアルバム。アンソロジー的な面白さがある。
おわりに
私はひとの「好きなものの話」が大好きです。この記事を見た人も、年末にかこつけて好きなものの話いっぱいしてくれなるといいな~。いいな~~。